ショウディフェンスを打ち破るAngle Change Passとは?
ピック&ロールで、スクリーナーのディフェンダーがハンドラーの進路へ一時的に対応する「ショウDF」。ハンドラーのディフェンダーがスクリーンを越えて戻るまで、ドライブやシュートを制限する守り方です。
こうした守備に対して、ロールマンへのパスコースを作る選択肢の一つが「アングルチェンジパス」です。
※相手がショウDFを使うからといって、毎回このプレーを選ぶことを推奨するものではありません。あくまで、プレー中に守備の動きを読んで判断する「Read & React」の選択肢の一つとしてお読みください。
今回は、第三の選手を経由してロールマンへのパスを通す仕組みと、タグで守られた際のスキップパスまで解説します。
アングルチェンジパスとは?
アングルチェンジパスとは、第三の選手を中継役にして、パスを出す位置や角度を変えるプレーです。ピック&ロールでは、ハンドラーから中継役へ、そこからリングに向かうロールマンへとボールをつなぎます。Gator action(option)やrelay Passとも表現されます。
島根スサノオマジック 戦術メモ📝
— Hardworker (@basket_tool) March 11, 2026
✅Miami action →Angle Change Pass
①ドリブルハンドオフでパスを受けた岡田にボールスクリーン(Miami action)
②DFはハードショウ、納見選手に中継→マカドゥにパス(Angle Change Pass)
③コーナーのDFがヘルプ、ニックが合わせる。pic.twitter.com/nVfgqLAzAX
ハードショウやブリッツに対しては、ハンドラーがプレッシャーを受け、ビックマンへのロールへ直接のパスコースが塞がれることがあります。
下記の動画では、一気にプレッシャーをかけられターンオーバーにつながっています。
✅ガードナーの強烈なブリッツ(Blitz)
— Hardworker (@basket_tool) February 8, 2026
ブリッツは、PnRに対して2人で一気に囲い込むDF。ビッグマンは基本ドロップという下がってリングを守ることが多い中、高い位置まで出てきてプレッシャーをかける。
OFとしてもここまで出てくると思っていなかったはず。。
pic.twitter.com/z9zGwTyQck
そこで、直接通しにくいパスを、第三の選手を経由して通す。
ボールを別の位置に移すことで、ハンドラーからは見えなかったパスコースを使えるようになります。
信州のアリウープに見るアングルチェンジパス
2026/10/10に行われた信州vs三遠の一場面を見てみましょう。
ドンリー選手とダウム選手のピック&ロールに対して、三遠はショウで対応します。
ここでドンリー選手は、ダイブするダウム選手へ直接パスを出すのではなく、隣にいるリー選手へボールを預けます。そして、リー選手からダウム選手へパスがつながり、アリウープが決まります。
ただし、ここまで綺麗にアングルチェンジパスが決まる場面は、決して多くありません。このプレーは理想的な形ではありますが、実際のゲームでは稀なケース。ディフェンスはボール周辺の2人だけでなく、周囲の選手も連携して守ってくるからです。
では、そもそもショウはどのように守られているのでしょうか。