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スペインピック&ロールをどう守り、どう崩す? 北海道vs千葉の一場面から解説

10月10日に行われたレバンガ北海道と千葉ジェッツの一戦。千葉が109–103で勝利したこの試合から、今回は富樫勇樹選手が見せた一つの場面を取り上げる。

北海道の「スペインスイッチ」に対し、富樫選手は「スリップポップ」で守備のズレを作った。その駆け引きを、スペインピック&ロールの仕組みからひもといていく。

そもそもスペインピック&ロールとは?

スペインピック&ロールとは、通常のピック&ロールに、3人目の選手によるバックスクリーン(リップスクリーン)を組み合わせたプレーです。

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まず、ボールを持つ1番に対して、ビッグマンの5番がオンボールスクリーンをセット。その後、5番がリングへ向かってロールします。ここまでは、通常のピック&ロールと同じです。

スペインピック&ロールでは、このタイミングで3人目の選手(2番など)が、5番を守るディフェンダーに対して背後からスクリーンをかけます。このバックスクリーン(リップスクリーン)によって、ディフェンダーが5番のロールについていきにくくなり、ゴール下へのパスを狙いやすくなります。

さらに、バックスクリーンをかけた選手は、外へ広がる「ポップアウト」から3ポイントを狙います。ディフェンスが5番のロールに寄れば外の外角が空き、スクリーンへの対応に意識を取られれば、ハンドラーがドライブでリングへ向かうチャンスも生まれます。

下記はアルバルク東京のスペインピックアンドロールで、バックスクリーンをかける「キヨンテ・ジョンソン」がフリーになるシーンです。

つまり、基本となるのは次の3つの選択肢です。

  • 1番がドライブから得点を狙う
  • 5番がロールしてゴール下でパスを受ける
  • 2番がポップアウトして3ポイントを狙う

「ドライブ・ロール・ポップ」を組み合わせ、ディフェンスに複数の対応を同時に求めることが、このプレーの強みです。

「スペイン」という名称は、スペイン代表がこのプレーを使っていたことに由来するとされています。では、ディフェンスはこの3人の連係をどう守るのでしょうか。その対応の一つが、今回紹介する「スペインスイッチ」です。

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