スペインピックアンドロール

ピックアンドロールを行っているスクリーナーのディフェンスにリップスクリーン(バックスクリーン)をかけるプレー。

かつて、スペイン代表が世界の大舞台でこの戦術を用いていたため、スペインピックアンドロールと言われている。

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B.LEAGUE EXAMPLE : アルバルク東京 スペインピックアンドロール vs 富山グラウジーズ

【ハイライト】vs.富山グラウジーズ|第101回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 ファイナルラウンド2回戦|1.7.2026 アルバルク東京(ALVARK TOKYO)1:40~1:48

アルバルク東京 vs 富山グラウジーズ(天皇杯)の一場面。
セバスチャン・サイズがボールを保持し、マッチアップは#6ウィリアムス。コーナーにはザック・バランスキーがいて、マッチアップは宇都だ。

バランスキーはサイズからハンドオフでボールを受け、そのままピック&ロールへ。背後では小酒部が、サイズのDFであるウィリアムスに対してバックスクリーン(Rip Screen)を狙って待ち構える。これが、スペインピックアンドロールの形である。

サイズのスクリーンが宇都にしっかりヒットし、宇都はバランスキーを後ろから追う展開に。バランスキーはそのままペイントへ侵入し、サイズはスクリーン直後に素早くリングへダイブする。

ここで本来なら、ウィリアムスが一瞬バランスキーの侵入に寄る(あるいは止める)選択肢もある。しかしウィリアムスは「サイズのダイブを消す」ことを優先し、サイズについていこうとする。
だが、その進路に小酒部のRip Screenが待っている。小酒部のバックスクリーンが見事にヒットし、ウィリアムスは引っかかってサイズに付いていけない。

状況は一気に“守れない形”になる。
宇都は後追いで遅れ、バランスキーはペイントに侵入中。しかもサイズもフリー。つまりディフェンス側は、ボールマン(バランスキー)とロールマン(サイズ)の両方を同時に消さなければならない。

結果、ヘルプで止めに来られるのは小酒部のDFである#17田中だけ。しかし田中はどちらか一方しか守れない。田中がボールマンのバランスキーを止める選択をしたことで、サイズが完全にフリーに。

最後はバランスキーがサイズへパスを供給し、サイズがフィニッシュ。
バックスクリーンでロールマンのDFを“消し”、2対1を作ったスペインPnRが決まったシーンである。